添い遂げる夫婦、、。この言葉自体にあこがれて、結婚で宣誓をし、結婚生活をスタートさせた方も多いと思います。しかし人生はすべて順風満帆ではありません。恋愛と結婚の現実はまず、理想通りにいかないのが常でしょう。
より良い夫を目指していても、自我が強くなり支配欲が出てくるものです。
より良い妻を目指しても、いつしか見返りが欲しくなり、夫の足りないところを口にするものです。
お互いの「価値観」が恋愛時代とは想像できないほど、違うことに気づかされては、疲弊をし、ついつい外に目が行きます。
やがて夫婦が不調和になり、不幸感覚が強い生活を強いられていくのですね。
人生は一冊の問題集とはよく言ったものです。
相手を思う優しさは失せてしまったのなら、一度振り返り夫婦で話し合うべきです。ここで注意するべきはルールを決めるのではなく、寛容さを持ちつつ、認めていくことです。
昔の失敗を言い合う場にしてはいけません。「あの時はこうだった」と思考が停止していてはいけません。それなりの事情があったと思い、水に流したりして、建設的な夫婦で未来を語ることです。
一生、添い遂げる夫婦たちは、そんな努力の連続です。
なにもかも相性がぴったり合う夫婦など存在しません。まして夫婦として歩む覚悟をしたのですので、ひかれあった事実はあるし、そこからかけ離れてしまっているとしたらそうさせた自分にも責任があると思います。
されど、夫婦修復は難しい、不幸感覚がどうしてもぬぐえないなら、「離婚」という選択肢もや無負えないかもしれませんね。
今の時代は昔と違い寿命も延びましたし、夫婦が苦痛な人生で生きるよりも新たな人生を選ぶのもベターかもしれません。その時が来ても相手への感謝は忘れないでいただきたいと思います。