夫から「離婚したい」と言われた!
離婚を切り出されたけれど、自分としては絶対に別れたくない!という場合、法律的に言えばそれを拒否することは可能で、離婚は双方の合意がなければ成立しませんから、あくまでも離婚しないと言い張れば一方的に離婚されることはありません。
万一、裁判にまで発展したとしても、妻の側に過度の精神病やDV、浪費癖など第三者から見て婚姻を継続しがたい重大な事由が見られなければ、離婚判決が下ることもないでしょう。
ただ、結婚関係を続けていきたい妻の立場からすれば、そこまでする前に、夫に何とか考え直すよう説得したいものですよね。
と言っても夫の側も十分考えての結論なので、それを考え直させるのは容易なことではありません。
まずは話し合いが必要ですが、気を付けなければ逆に火に油、「絶対別れてやる!」と思わせてしまう危険性もあります。
話し合う際、常に考慮に入れておきたいのは、「男性は理論が勝つ生き物である」ということ。
これに対し女性は一般的に、感情でものを言ったり行ったりするため、男性は女性のそのような言動が理解できない、ひいてはうんざりしてしまうことも多いのです。
ですから話し合いの際には感情的になるのを抑え、理論的に話し合う必要があります。そのためにはまず夫の意見をしっかり聞く必要があります。
そのうえで、自分としては別れたくない、そのために今の状況をどう改善していきたいと思っているのかを伝えます。
突然離婚を切り出された場合、その場で冷静にこれらの理論を構築することは難しいので、すぐに反応せず翌日か遅くても3日以内に一度話し合いたいと言って、その場を去る必要があるかもしれません。
また話し合いの際には、例え相手の方が悪いように思えても、夫を全否定するようなことをしてはなりません。
「それはあなたが悪いんでしょ、私は絶対別れない!」などと言ってしまうと相手の反発を買うだけです。
腹が立っても悔しくても、まずは自分の至らなかった点を謝りましょう。
理不尽に思えるかもしれませんが、自分としては離婚したくないと思っている以上、一旦折れる必要があるのです。